冬本番! グリップヒーターvs電熱グローブ オススメも含めて比較

雪が降るくらい寒さの中、バイクに乗ってると指先が冷たくなって手の感覚が薄れていきますwそんな冬でも快適にバイクへ乗り続けるために、いろいろ考察したのでまとめてみました。

バイクで手を暖めるツールといえば大きく分けて2つ、グリップヒーターと電熱グローブになります。どちらも、手を暖かくするという点は共通ですが、電源を供給する場所によってそれぞれの利点欠点が大きく異なります。

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グリップヒーター

特徴

  • バイクのグリップを交換するので、バイクから電源供給ができる。
  • グローブは今使用しているものでOK。
  • グリップの握り方(指をかける本数)により、効果が変わる。
  • バイクを複数所有や乗り換えする場合、それぞれ設置するコストがかかる。
  • 純正オプションヒーターは見た目がとてもスマート

おすすめのグリップヒーター

ホンダのバイクはもちろん、ホンダ以外のバイクでもおすすめなグリップヒーターは、ホンダ純正スポーツグリップヒーターです。

ホンダDでキャンペーンやっているときなら、工賃込みで電熱グローブを少し上回るくらいで取り付け可能です。グリップヒーター本体は型式で共通ですが、車種によって専用アタッチメントが異なります(例: CB400 8-13年モデルの場合)。

グリップヒーターのコントローラーがコンパクトにまとまっており、グリップ半径はほぼ純正と同じです。手元のコントローラーボタンを押すことで、3段階の温度調整ができます。

電熱グローブ

特徴

  • デザインは限定されるが一応選べる。
  • バイクを乗り換えてもそのまま使える。
  • グリップを離しても当然暖かい。
  • バッテリー内蔵の場合、ウェアのポケットやグローブ本体が重くなる。
  • バッテリー購入の分、コストが増える。
  • バッテリー切れたら、ただのウィンターグローブ。
  • 車載バッテリーから電源をとる場合コードの取り回しに気を使う。

また、グローブを買い換えを考えると、上記のグリップヒーターの方が絶対お得です。しかし複数台持ちなら初期コストが魅力で故障してもダメージが少ないです。

電熱グローブはここ数年でいろいろな製品が登場しています。RSタイチ、コミネ、その他という順番で最新版をまとめておきます。

電熱グローブの一覧

RSタイチ

RSタイチの電熱ウェア『e-HEAT』シリーズから販売されています。現在は4タイプがあり、カーボンプロテクター搭載の『e-HEAT アームドグローブ』、スポーティなハードプロテクター搭載の『e-HEAT プロテクショングローブ』、カジュアルなグラフィックの『e-HEAT アーバングローブ』、ソフトタイププロテクターの『e-HEAT グローブ』があります。

電源供給は専用バッテリー、車載の2種類から選ぶことができます。専用バッテリー(7.4V) だと最長持続時間が約7時間あります。ターボモードは『12V車両電源セット』を使ったときのみに設計されており、ハイパワーでガンガン使うなら車載電源がおすすめです!

e-HEATシリーズの4つグローブの特徴は共通しており、TAICHIオリジナルの防水・透湿のドライマスターを採用しており、タッチスクリーン対応なのでウィンターグローブをつけたままスマホを操作することができます。

  • RST648 e-HEAT アームドグローブ

e-HEATグロープにカーボンプロテクターを装備したフラッグシップモデル
防水・糖質機能の「ドライマスター」により全天候に対応可能です。

  • RST649 e-HEAT プロテクション グローブ

e-HEATグロープにハードプロテクターを搭載したスポーティモデル

  • RST650 e-HEAT グローブ

ソフトプロテクター搭載したスタンダードモデル

コミネ

現在の主力ラインアップは5種類あります。さらに、手持ちのグローブを電熱化させるインナーグローブ(EK-204) が登場し、多彩なバリエーションです。

電源の取り方で2タイプに分かれる

コミネのモデルは、電源の供給方法で大きく2つに分かれます。充電式バッテリー(7.4V)をグローブへ内蔵するタイプと車載バッテリー(12V)から給電するタイプです。

充電式バッテリー(7.4V)タイプ

  • GK-804 エレクトリックヒートグローブ-カシウス
  • EK-200 カーボンプロテクトエレクトリックグローブ
  • EK-205 アドバンスドプロテクトエレクトリックグローブ

車載バッテリー(12V)給電タイプ

  • EK-201 プロテクトエレクトリックグローブ12V
  • EK-202 プロテクトエレクトリックグローブショート12V

電圧を12Vから7.4Vへ変換する『EK-208 シガーパワーケーブル』を使えば、充電バッテリータイプも車両から電源を取ることも可能です。

  • GK-804 エレクトリックヒートグローブ カシウス

マイクロカーボンファイバーヒーターを採用。従来型のヒーターの配置を見直し、指先の暖かさを強化したモデル。
別売りの充電式バッテリー(7.4V)、シガープラグからの給電(12→7.4V)を選べます。

  • EK-200 カーボンプロテクトエレクトリックグローブ

カーボンプロテクターを装備し、マイクロカーボンファイバーヒーターを採用したモデル
別売りの充電式バッテリー(7.4V)、シガープラグからの給電(12→7.4V)を選べる。

  • EK-205 アドバンスドプロテクトエレクトリックグローブ

インナープロテクターでカジュアル性を重視し、新型カーボンファイバーヒーターを採用したモデル
別売りの充電式バッテリー(7.4V)、シガープラグからの給電(12→7.4V)を選べます。

  • EK-201 プロテクトエレクトリックグローブ12V

車載バッテリーより給電するDC12V仕様のモデル

  • EK-202 プロテクトエレクトリックグローブショート12V

車載バッテリーより給電するDC12V仕様のモデル
EK-201のショート丈です。

ヒートマスター

ヒートマスター 」はグローブ以外にも防寒ウェアを扱うメーカーで最近バイク用品店でもかなり見かけるようになりました。一部を除きほとんどのグローブ素材に耐摩耗性が優れたゴートスキンを採用しており、シンプルなデザインから乗るバイクの種類を選ばないところがポイントです。

ラインアップの種類は多く、レーシーな印象の「ヒートカーボンスポーツグローブ」、袖部まで覆うことのできる「ヒートレザーグローブ」シリーズ、ショート丈の「ヒートグローブ」シリーズがあります。

  • ヒートカーボンスポーツグローブ

カーボンナックルガードを装備しスポーツ性の高いグローブ

  • ヒートレザーグローブType1

カフスにジッパーを備え、袖部までしっかり覆えるグローブ

  • ヒートレザーグローブType2

レザーとネオプレーンを組み合わせ、カジュアル性を備えたショートモデル

番外:インナーグローブ

上記のようなタイプはデザインが限定されてしまうけど、インナーグローブに電熱タイプのものを用いることで、アウターグローブは好きなデザインを選ぶことができます。

コミネから登場したので、今後バイク専用品も増えてくるかもしれません。汎用を選んだとしても電熱インナーグローブ自体が擦れにくいので、長く使用できるといったメリットがあります。バイク1台を長く乗る場合グリップヒーターという選択肢もあるけど、インナーグローブは導入コストからみてもオススメです。