三重で鉄板の絶景ロードといえば『伊勢志摩パールロード』です。私自身パールロードはよく訪れる場所なので見どころをしっかりまとめて紹介していきます。伊勢志摩パールロードは鳥羽から志摩へ緩やかな勾配と適度な間隔で高速コーナーがある全長23.8kmのコースです。
走りと海の幸に恵まれ贅沢な気分を一度に味わえます。アクセスは名古屋からR23、R42、県道750号と道1本なのでナビを見ず簡単に行けます。近くには漁港がたくさんあり漁船並んでいます。
冒頭の写真は安楽島漁港で、人通りが少なく静かなので穴場的に休憩できます。
鳥羽からスタートするとシーサイドラインを通り、展望台を超えて志摩に入ると奥志摩ラインという構成です。鳥羽側のシーサイドラインは18.3kmとかなり長く、奥志摩ラインは5.5kmと短く区間の距離がかなり違います。
シーサイドラインを「鳥羽(起点)~展望台」、「展望台~的矢湾大橋」、奥志摩ラインを「的矢湾大橋~志摩(終点)」という3部で紹介します。
シーサイドライン:鳥羽~展望台
起点は県道750号から県道128号に切り替わるポイント、麻生の浦大橋が目印です。
海の駅黒潮を挟む『県道750号~展望台』の区間がカーブの利いた道で走り込める場所です。ご飯時や観光客も多いので時間によっては混雑するので注意が必要です。
路面状況は新舗装で無いけどギャップも少なく悪くないです。コース全体を通して大きな亀裂も無いので安心して走れます。減速帯も少なめです。
ドライブウェイと呼ぶにふさわしく、景色を楽しんだりするために停車スペースが豊富です。景色をみようと思ったときこの停車スペースはありがたいです。
海抜163mの高台へと緩やかなカーブが連発します。
海岸に近く見渡すことができるので展望台からUターンすると景色がガラっと変わります。コースを折り返して楽しめるのがパールロードの特徴です。
展望台少し手前の区間は大きな直線が続きます。景色は山へと徐々にシフトしていきます。
鮮度バツグンの海鮮を堪能できる
シーサイドラインは食事をとれる場所が多いです。昼は特に混雑するので早めの時間がおすすめです。よく行くのは海の駅黒潮です。
てんこもり海鮮丼に乗った車エビは生きたままなので、油断していると飛び跳ねます。気づかず醤油をかけると残念な結末を迎えてしまいます。(すでに経験済みw)
店内にあるイケスに伊勢エビが泳いでたり、お土産の売店もあるので時間も潰しやすいです。選べる丼の種類が多いのでお店にある写真をみると参考になります。
的矢カキが有名で海鮮のお店が他にもたくさんあります。バーベキューや焼きガキなど食べたいものを先に決めるとお店を絞れます。
鳥羽展望台
シーサイドラインを走るとすぐに鳥羽展望台食国蔵王があります。休憩所として設備が充実していて売店やトイレ、自販機があります。
売店の近くからリアス式海岸を一望できます。
人があまり少ない穴場的な眺望として、駐車場側にある柵のところがあります。奈良方面を見渡せます。海に飽きたら山を見てくつろいで下さい。
シーサイドライン:展望台~的矢湾大橋
展望台を出発すると、海岸との距離が近く、高さもあるので視界が開けます。
少し走ると山側へと方向転換します。高度はそこまで高くないけど、視界が辺りの木と空になると山に来た感覚が強まります。
気温差は市内との変化が少ないです。夏は高度による気温差がメリットを期待したいところですが、パールロードは早朝でないと猛暑日はキツイです。逆に夏以外なら市内の温度と同じ感覚で問題ないと思います。
伊勢志摩カントリークラブのあたりまでは緩やかなカーブが続きます。復路だと晴れた空に向かっていくように気持ちよく走れます。
奥志摩ライン:的矢湾大橋~志摩
エンジ色で背後にかすかに見えるのが「的矢湾大橋」です。
的矢湾大橋から深いグリーンの海が足下に広がります。入り組んだ地形で波がほとんどなくまるで湖のように見えます。
奥志摩ラインはパルケエスパーニャに沿って走ります。フェンスからジェットコースターなど一部が見えました。シーサイドラインと比べると、志摩側でカーブはかなり緩やかになります。
景色と走りのみを楽しむならシーサイドラインがおすすめです。終点付近にファミリーマート、ローソンとコンビニが2つあります。
コンビニ休憩するなら終点をゴールにして走破を目指しましょう。終点の信号「パールロード鵜方入口」にあるローソンです。
漁港の近くに位置しており、走りとともに漂う潮の香りは強すぎることなく厚い夏に心地よく走れます。しかし高度がそれほど無いので猛暑日はすこしキツイです。(午前ななど時間を絞っては行けます)絶景として走って気持ちいいポイントをうまくおさえた道です。
パールロード終点までの往復でツーリング距離は327kmでした。志摩スカイラインを経由してシーサイドラインのみ走った距離とほとんど変わりませんでした。
走りやすい時季に併せてぜひ行ってみて下さい!