CBのタイヤもそろそろ交換時期です。タイヤをどれにしようか選定しようとショップ巡りをしてきました。せっかく調べておいたことなのでまとめておきます。
種類が沢山あるので、先にオススメのみをリストにまとめておきます。
オススメのツーリングタイヤ一覧
各メーカーごとにツーリングのカテゴリに絞りました。各メーカーごとにオススメ度の高いものから順番に並べました。(メーカーの順は関係ないので悪しからず)
- ダンロップ
- 1-1.SPORTMAX ロードスマート4
- 1-2.SPORTMAX GPR-300
- 2-1.BATTLAX T31 EVO
- 2-2.BATTLAX S21
- 3-1.PILOT ROAD 4
- 4-1.ROADTEC Z8M INTERACT
- 5-1.Angele ST
ブリジストン
ミシュラン
メッツラー
ピレリ
週末ライダーがスポーツツーリングタイヤを選ぶ理由
車と比べてバイクのタイヤ選択は乗り心地を大きく決定します。通勤やツーリング、サーキットなど使うシーンが変われば、選択すべきタイヤのカテゴリーは当然変わってきます。サーキットやジムカーナをメインにする人はハイグリップのタイヤを選びますが、街乗りやワインディングを楽しみたい人はスポーツツーリングタイヤというカテゴリが『ちょうどイイ』と言えます。
タイヤ交換の為にショップを巡ってたとき、用品店の店員さんから聞いた一言に驚きました。公道で高い技術を持って走る白バイ隊員たちもタイヤは純正と同程度のスペックのタイヤを使っているようです。いいタイヤを使えばグリップに救われることもありますが、タイヤの限界性能を技術で補う。言葉で表すのは簡単だけどそんな風にバイクに乗れたら面白くなると思います。
ツーリングタイヤを選ぶにあたって、私の使用しているCBの走行環境を簡単に記しておきます。
- 年間走行距離:2,000km
- 峠も無理はせず流して走る程度
- (タイヤは端から5mm位は使えていない)
純正タイヤ(DUNLOP D204)のグリップはこれまでに特別な不満もありません。
純正相当のスペックでオススメを聞いてみると2種類ありました。
安定重視なら国産メーカーで決まり!
品質的な安定性はモチロン、乗ったときにクセもなく万人受けということでやはりダンロップ、ブリジストンは外せません。迷ったらこの2つを履くのがベターです。
ダンロップ SPORTMAX ROAD SMART4
旧作のロードスマート2やロードスマート3はセールになっており、用品店でもタイミングさえ良ければ工賃込み3万円でおつりがきます。
『ロードスマート4』は旧作『ロードスマート3』に比べ走行時間に限らず疲労度・ストレスが大幅に低減しました。法定速度という条件下におけるライフは旧作の『ロードスマート3:34,000km」なのでロードスマート4の詳しい数字はありませんがツーリングタイヤとして十分なポテンシャルを秘めています。
旧モデルで課題だったコーナリングの軽快さ、ハンドリングの点を克服してきたので、科学的データからみて疲れにくく他タイヤと比べても欠点が少ないモデルと評価できます。
フロント:
リア:
他にはバイク便などでも使用される実用タイヤ『GPR-300』があります。旧作のロードスマート2やGPR-200と比べてコーナーリングの軽快さをウリにしたモデルです。価格としてはロードスマート2と同じく比較的コスパがよく狙い目モデルと言えます。
ブリジストン BATTLAX T31 Evo
ツーリングタイヤの名作とも言われるBT-023 をよりスポーティに進化させたT30の改良版です。
T30と比べてドライはほぼ変えずにウェット性能が向上しており、雨天時の制動距離が短縮できるようです。T30と同等の性能なのでBT-023と比べ、ワインディングを楽しやすいようにサイドのコンパウンドが良くグリップ力に期待できます。
ツーリングタイヤってものに抵抗を感じる方でも装着しやすいと思います。予算を抑えるならまずはT30を履いてみて、今後の交換についてグリップ性能かコスパのどちらを求めるか決めるのも一つの手です。
フロント:
リア:
さらに価格の安い新型タイヤ『TS100』も魅力的ではありますが、新商品はまだまだ未知数なところも多いです。ある店員さんからの情報では、『T30』を履くことを考えるのなら、T30と耐久性も近いスポーツタイヤ『S21』というものにした方が、コーナーリングもワンランク上達したと錯覚するくらい楽しめるようなのでオススメにはなるようです。
その他の定番ツーリングタイヤは?
ミシュラン PILOT ROAD4
ツーリングライダーの中では名高いタイヤ『パイロットロードシリーズ』の最新版です。20,000kmの報告も多数あるロングセラーのパイロッドロード2もいまだ店頭で安く買えますが、後継モデルとなるパイロットロード3以降はフロントタイヤに特徴的な横縞パターンが刻まれています。正直デザインの好みがハッキリ分かれそうです。
歴代シリーズでもパイロットロード2はライフが長く、3になってグリップ向上の変わりにライフが犠牲になっていました。4は2と3の間になるようバランスが取られているそうです。
MICHELIN PILOT ROAD4 120/60 ZR 17 M/C (55W) & 160/60 ZR 17 M/C (69W)
価格:35335円(税込、送料無料)
メッツラー ロードテックZ8M
ドイツ産まれのツーリングタイヤです。上で紹介したT30 evoと特性は似ておりグリップ性能は良いけどライフは10,000km持つか微妙なラインです。
ピレリ Angele ST
用品店でもホンダDなどのバイク屋でもバーゲンプライスで買えます。最新モデルにはAngleGTというものもラインナップされています。
エンジェルSTはタイヤの剛性を意図的に柔らかくしてあり、潰しならがベタっとして走ることでグリップ性能を獲得するようです。国産タイヤのようにカチっとした接地感が好みの場合、この柔らかさはコーナリングで挙動が変わるので注意が必要です。
他インプレではライフは10,000km持つかどうかというところです。
まとめ
タイヤの種類といっても膨大に選ぶことができます。タイヤを使用して摩耗するほど性能は変化していきます。性能の変化が少なければ乗り手の印象も良くなります。
走行距離によって性能の変化が少ないところにフォーカスすると国内メーカーである『ダンロップ SPORTMAX ROAD SMART3』、『ブリジストン BATTLAX T31 Evo』がオススメです。毎日通勤や通学でバイクに乗り、ウェット性能も欲しいとなれば『ミシュラン PILOT ROAD4』という選択もありですね。
最新タイヤに限らず、ツーリングシーズン前などセールのイベントを利用すればコストも抑えられます!実際に店舗で行き、その時お値打ちなものがあれば各メーカーも競って作られているので最新タイヤかコスト優先かは最終的な判断はお財布との相談です(笑)